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笹幸恵
2018.6.12 09:57日々の出来事

日本最古の農村

博多にて、いろいろな意味で濃密な夜を過ごした後、
昨日は「板付遺跡」に寄って東京に帰りました。
大学の考古学の授業では縄文時代が中心なのだけど、
せっかく空港の近くにあるんだから
弥生時代の集落も見てみたい!
というわけで、土砂降りの中、バスに乗りました。

板付遺跡


「板付遺跡」は、弥生時代のもっともはやい時期に
コメづくりが行われたムラです。
集落のまわりをぐるりと囲むように溝があるので、
環濠集落といわれます。
その集落ができる前(弥生時代早期)は、
今とほとんど変わらない水田があったことが
発掘調査によってわかっています。

弥生時代のムラってすごい。

ジオラマ

 

石器萌え(勉強中なので)


驚いたのがコチラ  
弥生時代の人の足跡だって!

弥生時代のムラ人の足跡

ほ、ほんとかなあーーー。
水田は突然の洪水によって埋まってしまったのですが、
このとき、ムラ人の足跡が残されたんだそうです。

福岡県警の鑑識課によると、
「身長164センチ前後、歩行途中で滑りそうになり、
あわてて態勢を立て直している人」だそうで。

ほ、ほんとかなあーーー。

弥生時代もすごいけど、現代の鑑識もすごいぞ。


笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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